ダニによる被害を何とかしたいと思い、ダニ退治商品として「ダニ捕りシート(ダニ捕りマット)」の購入を検討すると思うが、実はダニ捕りシートは万能ではない。
逆効果という事はないが、ダニ捕りシートが全く効かないダニが存在するからだ。では、いったいダニ捕りシートはどのようなダニに効果があって、どのようなダニに効果なしなのか、ダニ捕りシートを購入する前に知っておかなくてはいけない情報だからこそ、一読して欲しい。
ダニ捕りシートだってタダじゃない。お金を払って購入するものなのだから、最低限の知識はつけておいて損はない
ダニ捕りシートが効かない、効果ないダニ
ダニ捕りシートの効果というのは実はかなり限定的である。だからこそ効かないダニには全く効かない。ダニ捕りシートが効かないダニとは
- マダニ
- ヒゼンダニ
- アカダニ
- イエダニ
これらのダニに対してダニ捕りシートは全く効果がないと言える。
マダニ
マダニは登山などに出た時に出くわす事が多いダニだが、日常にも潜んでいる。草木が生い茂っているところなどに生息している可能性が高く、犬の散歩をしていたら、いつの間にか犬にマダニがくっついていた・・・という事も珍しい話ではない。
マダニは野生の動物にも寄生している事が多く、人間がマダニに咬まれ、そのままにしておくと死に至る恐ろしいダニだ。
ダニ捕りシートはマダニにとって何の魅力もなく、ダニ捕りシートに引っ掛かる可能性は限りなく低い。
ヒゼンダニ
ヒゼンダニは人間の皮膚に現れるダニ。皮膚の角質層内で繁殖する生き物で、人間にとって害にもなるダニではあるが、ヒゼンダニもダニ捕りシートで捕らえる事はできない。
ダニ捕りシートの欠点であり、弱点と言えるのが、ダニ捕りシートの誘引剤に興味があるダニしか引き寄せる事ができないところだ。
アカダニ(赤ダニ)
アカダニはマダニと同じで主に外で生息しているダニで、壁などを動いているところを見にする機会が多いだろう。アカダニは家の中にも侵入し、本などの埃っぽいところでも生息している。
アカダニは子供の目にもつきやすいサイズの生き物であり、興味本位で子供がアカダニを素手で潰してしまう事もあると思うが、アカダニを素手で潰すのはやめた方良い。
アカダニを素手で潰し、アカダニの体液が肌につくと肌がかぶれてしまったりする事があるので注意してもらいたい。
アカダニもダニ捕りシートでは捕らえる事ができないダニだが、室内でアカダニを発見した場合は掃除機で吸ったり、中性洗剤を混ぜた水を霧吹きなどに入れて吹きかけるのも効果的だ。
外でアカダニを発見した場合は、ホースで水をかけるだけでも効果的だ。
イエダニ
イエダニと聞くと、家に生息しているダニと思ってしまいがちだが、イエダニはそういうわけではない。
イエダニはネズミに寄生するダニで、家の中にも侵入し、人に害を与える事もあるダニだが、ダニ捕りシートはイエダニにも効かない。
イエダニは吸血する生き物であり、刺されると激しい痒みを伴う小発赤、発疹を生じてしまうが、ダニ捕りシートの誘引剤には興味を示さないため、ダニ捕りシートは効果がない。
イエダニはネズミを媒介としているという事もあり、衛生環境が悪い場所を好むため、家を清潔に保っておけばイエダニの侵入はほぼないので、安心して良い。
ただ、屋根裏などにネズミが侵入してしまった場合は、ある程度気をつけないとイエダニの侵入を許してしまう結果になるため、ネズミの侵入が発覚した場合は直ちに専門の業者などに相談する事をおすすめする。
ダニ捕りシートとはいえ万能ではない。効果がないダニを捕らえようと思ってもそれは不可能だから気をつけよう
ダニ捕りシートの効果があるダニ
それではここからはダニ捕りシートが効果を発揮するダニについて紹介したいと思う。ダニ捕りシートが効くダニは
- チリダニ(ヒョウヒダニ)
- ツメダニ
実はダニ捕りシートが効果を発揮するダニというのは、上記のダニのみなのだ。こうして見ると、ダニ捕りシートが効くダニはかなり限定的で、期待外れ・・・と思うかもしれないが、実はそういうわけではないのだ。
大抵の室内でのダニの悩み(アレルギーや痒みなど)はダニ捕りシートで改善する事が期待できるのだ。
チリダニ(ヒョウヒダニ)
チリダニは最もポピュラーと言えるダニで、布団やカーペットなど、どこにでも生息しているダニだ。このチリダニが痒みやアレルギーなどの全ての原因と言っても過言ではないが、チリダニを完全に退治するというのはほぼ100%不可能だ。
何故なら、室内のチリダニを退治したとしても、車のシートや電車など、外の椅子。人が多い場所に行けば人の服から自分の服へ移ってくる事もある。
職場にだってチリダニは生息しているので、ほぼ必ずどこかしらからチリダニを自宅に連れ帰ってしまうというわけだ。
チリダニの生存期間は約3ヶ月と言われており、3ヶ月の間に100匹近くの卵を産むと言われている。(卵から成虫になるまでは約3週間と、かなり早い)
チリダニはこれだけの繁殖能力を持っているからこそ、春から夏にかけて大量発生してしまうのだ。
また、チリダニが死骸になるとハウスダストアレルギーの原因となるため、チリダニが生きているうちにダニ捕りシートで捕まえ、死んでいるダニは吸引力の強い掃除機で吸ったり、頻繁に洗濯をして洗い流すしかない。
ツメダニ
ツメダニもチリダニに次いでポピュラーなダニではあるが、ツメダニはチリダニと違った厄介さがある。それは、人を刺すというところだ。
ツメダニはそもそもチリダニが増えなければ増えないダニでもある。何故ならツメダニはチリダニを捕食するからだ。つまり、チリダニが増えてしまうと、ツメダニも自ずと増えてしまう。
逆を言えばチリダニを増やさなければ、ツメダニも増えないのだ。
ツメダニはチリダニを捕食する事から、人の吸血はしないが、人に脅威を感じ、刺す事がある。ツメダニに刺されると、すぐに症状は出ないが、1~2日して痒みや皮膚炎を起こすことがあり、この症状が1週間程度続く事がある。
つまり、ダニに刺されて痒い・・・という原因はツメダニにあるという事だ。このツメダニはダニ捕りシートで捕まえる事ができるので、チリダニ同様、どんどんダニ捕りシートで捕まえて退治する必要がある。
ダニ捕りシートは物にもよるが、どんどんダニを捕らえてくれるから、活用しない手はない
おすすめのダニ捕りシート
チリダニとツメダニを効率的に捕獲して退治するには、ダニ捕りシートを使用する事がおすすめだ。
ダニ捕りシートは置くだけでダニを誘引してくれるからこそ、楽で衛生的にダニを退治する事ができる。しかし、ここで一つ問題がある。それは、ダニ捕りシートも種類が多く、どれを選べば良いのかわからない・・・という事だ。
「ダニ捕りシート」とひと言で括っても種類は色々で、ダニを誘引するまではどれも同じだが、乾燥させるものから粘着によってダニの動きを止めるもの、そして迷路のような構造でダニを閉じ込めるというものがある。
そんな数あるダニ捕りシートの中で私が実体験を元におすすめするのが、「ダニコロリ」というダニ捕りシートだ。
ダニ捕りシート「ダニコロリ」
何故私が数あるダニ捕りシートの中からダニコロリを選んだのかというと、それはダニコロリが他のダニ捕りシートよりも効果の有効範囲が広く、シートの交換期間が1ヶ月という、現実的なところが気に入ったからだ。
もちろんダニコロリの上っ面のみを気に入ったわけではなく、実際に使用し、その効果を実感したからだ。
私がダニコロリを使用したレビュー、使い方については下記の記事を参考にしてもらいたい。
ダニ捕りシートは色々な種類があり、ダニは毎年ほぼ必ず出没するものだが、冬場はダニが少ないのも事実だ。
ダニ捕りシートは一年中使用する必要はない
理想を言えば、通年でダニ捕りシートを使用した方が良いに決まっている。冬場もダニ捕りシートを使用する事により、春や夏の爆発的なダニの繁殖を未然に防ぐ事ができるからだ。
しかし、必ずしも通年で一年中ダニ捕りシートを使用する必要はない。そこでダニコロリのメリットは、いつでも定期購入の休止や解約が出来るという事だ。
実際に私もダニコロリを一度解約した事がある。ダニコロリの解約方法について紹介しているページもあるので、解約について予め知っておきたい場合は下記ページを参考にしてもらいたい。
実際にダニ捕りシートを購入するにあたり、事前に知っておきたい情報もあると思う。それらを頭に入れたうえで、私がおすすめするダニコロリを使用してもらえれば嬉しい限りだ。
ダニコロリで私はダニの悩みから解放された。この成功体験は大きい
まとめ
ダニ捕りシートで効果があるダニ、効果がないダニについて少しでも知ってもらえればありがたい。
今回のページをまとめると
- マダニやアカダニにダニ捕りシートは効かない
- アレルギーの原因となるチリダニにダニ捕りシートは効く
- 痒みの原因になるツメダニにダニ捕りシートは効く
- ダニ捕りシートのおすすめはダニコロリ
- ダニ捕りシートは使いたい時に使えば良い
という事だ。ダニ捕りシートは本当に色々な商品があるが、定期購入の解約がなかなか出来ない詐欺に近いダニ捕りシートもあると聞く。私が愛用しているダニコロリは、そういった不安はなく、解約もスムーズにできた。
ダニはアレルギーが出てしまうと本当にストレスになるから、鼻炎や痒みなどの実害を感じていたり、予防するためにダニ捕りシートを検討している場合は、是非ともダニコロリを試してみてもらいたい。